アイピル服用後の出血

アイピルは、何らかの避妊方法を使って失敗したときに、緊急の目的で妊娠を止めるために服用する医薬品です。このアイピルには、人工的につくり出した女性ホルモンのような化学物質が、有効成分として必要な量だけ含まれています。
女性の体内では、生理周期のつど、卵子が卵巣から排卵され、これが受精をすると、卵管のなかを生長しながら進んで子宮に到り、子宮内膜に着床したときに妊娠となります。
アイピルを服用した場合、含まれているホルモンのはたらきによって、まずは排卵が止まりますが、ほかにも子宮内膜の表面にある組織が強制的に剥がれてしまうため、着床ができなくなります。この子宮内膜が剥がれるという現象は、実は定期的に訪れる生理と同じものです。
最近ではアイピルを海外から通販で購入する女性も増えていますが、こうした通販では説明書も英語であったりするため、服用後の出血の意味などがくわしくわからず当惑するものです。
自然にやってくる生理は、着床に備えて子宮内膜がだんだん厚くなるものの、一定の期間がたっても着床がなかったため、子宮内膜が剥がれ落ちてまた新しいものに作り変わるという過程で、剥がれ落ちた子宮内膜の組織が排出されたものにあたります。
アイピルを服用したときにも生理と同じ現象が起きることから、アイピル服用後の出血というのはむしろ当然で、たしかに避妊の効果があったということになります。
なお、逆にいつまでたってもこのような出血がないようであれば、アイピルでの避妊が失敗して本当に妊娠した可能性もあります。通販で購入したかどうかにかかわらず、すみやかに産婦人科などを訪れて必要な検査をしてもらい、その指示にしたがって、どのような方法があるかを確認することになります。